フラフープ

買ってしまった

そして


回してしまった


跳ぶ
回す
走る

この3つの単純動作ってなんて楽しいんだ！
コジコジでカエルのトミーがさ！雨の田んぼでただただ跳ねて鳴くことが楽しくて最高でたまんないって言ってたけどまじ共感しちゃうよね！カエルに！

体中が幸せ気分に包まれて体から炭酸みたいな気が出てる感じだったよ！ただフラフープ回したり跳んでるだけで！フラフープは多分世界を救えるね！

うちらに近付いてきた子供がお母さんにその人たちに近付いちゃだめ！って物凄い険悪な顔で怒られてたけど！



公園には幸せそうな家族やカップル、いかに格好良くツバを吐けるか、ジャンプ回転してツバをペッしたり、側転してツバをペッしてみたり、ツバを吐くという地球上において鼻くそ並に些細なことを一心不乱に研究してる黒人の男の子、そしてギラギラとサバのように輝いた$6のフラフープを雄叫びあげて回す女2人




平和だ


同じ時間に同じ惑星で内戦が起きてるなんて信じられないよ

そして散々フラフープで遊び尽くしたあとに、Pちゃんの学校の単位のために詩の朗読会について行く

英語が話せないチリ人のおじいさんと通訳のお姉さん
ゴロゴロと雷のような声でスパニッシュで朗読するおじいさん
さっぱり意味は分からないけどおじいさんがしっかりと3回
エロ爺 エロ爺 エロ爺
と言ったのだけ頭に響く

このじいさんなかなかの芸達者で、通訳のお姉さんが詩を朗読してる間は歌舞伎役者のように首を巧みに細やかに動かし、百面相のように表情を変えて表現の貪欲さが留まるところを知らない

あたしの横ではびくともせずに白目で寝ている親友

外に出たら外がタイダイ色で




幸せな平日


Pと別れてから1人でフラフープを持ち歩いてると何度も聞こえるつぶやき声！

...Frahoop?

道行く人々の頭にWhyの3文字を焼き付けて暖かい夜の街を歩く


あ！そういえばあたし引越しした！

念願のManhattan進出だぜー！
Brooklyn愛してるけどね！やっぱ不便で！
愛したProspectpark westと愉快なルームメイトたちにさよなら

本当に彼らといっしょに住めてよかった！
最後ちょっと泣きそうだったぜ！


新しいルームメイトはハンガリー人のおじいちゃん