Friday, November 26, 2010

ブラパン

仕事前に眼科に行くために六本木ミッドタウンをてくてく


場所が分からずミッドタウン内をしばらくうろうろふらふら



偶然目についたWacoalのお店


ワコール!ワコールのお店がミッドタウンにあんのかーとか思ってふらっと入ってみたらそこにはまぁなんと


まるでヨーロッパのデザイナーが手がけたような何とも言えないセクシーでゴージャスなランジェリーがまるでヴィトンの鞄のように重々しく飾られて売られている!




なんって



素敵なんだ!!!!!!!!!



何これ!まじ素敵!ブラパンからオーラが見える!!!きらきらが出てるよブラパンから!!!!!



ブラだけで¥28000パンティとガーターで¥28000などかなり強気なお値段



いやそりゃ君分かるよー!君くらいならこのお値段しちゃってもしょうがないよー!てか逆にそのお値段だからこそ醸し出される君を着て身につくゴージャスさってのが君出せてるよー!いやーなかなか君ぐらいじゃなきゃなれないよその値段にはー!!


とか心ん中でつぶやきながらそのブラパンたちをしばらく吟味。




やっぱさ!下着って本当に重要だね!こーゆーやつのことを勝負下着っていうのかって初めて思ったよ!勝負下着ってゆーか、今日はこの下着で相手を楽しませたいって思うときに纏う下着ってゆーの?演出のためのアイテムみたいな?
普段使いの可愛い下着じゃなくて本当にスペシャルな日につけたい下着にこだわれる人って格好良い!!!!!




纏う(まとう)って単語がぴったりの下着に出会うためには六本木Midtownの2階、Wacoalへどうぞ(^-^)/

すぐにでも自分の下着をすべて新調したくなることでしょう(^-^)/



ちなみにMidtownTowerに入ってるMidtownクリニック!まじ金持ちそうな病院だった!!!

診察代とかべつに変わらないのに味わえるあの金持ち感はかなりありがたい!!!


女医さんの制服とかも何かセンス良くて、キレイな人が多くてしかも診察中に窓から見えるMidtownのイルミネーションとかまじキレイで!!!!!


女医さんたちも気さくで患者さん思いで、気分最高で帰ってきたよー(^-^)



あたしにはそろそろ専属の眼科の先生が必要なようです。


眼科の勉強でもしようかな

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気持ち悪い

飲みすぎたーのはー♪あなたのせーいーよー♪

って良い歌詞だなー

昔の曲って心情にぴったりくっついてくる歌詞多いよなー








2日酔いです。最悪です。


ビールとワインとシャンパンと焼酎とウイスキーとテキーラを飲んだら見事にご機嫌になってしまい、現在友達との予定を延期してもらい味噌汁にて自宅療養中です。申し訳ありません。てか何だ味噌汁って。何でこんな美味くて癒されるんだ。魔法の液体か。まじ味噌の存在に気付いてくれた人に感謝





日本に帰ってきて1ヶ月!

これからどうするか色々考えた結果、人生勉強のためにしばらく日本で企業に就職しようと思います!!


この不況の中ありがたいことに就職先も90%決まり、でも他にどうしてもやりたいことがあるから春から働くことにしたよ!


そのやりたいことってのはちょっと自分の時間が必要なことだから、就職するまではまた六本木の前のお店でバイトすることに!


スタッフもみんな家族みたいな感じだから気楽にのびのびさせてもらってる!


そんな昨日は大好きな大好きなお姉さんの誕生日で!プラス大好きな兄貴がサプライズで飲みに来てくれ、大好きな久しぶりのお客さんが遊びに来てくれたりなど、昨日は本当にお酒が進む1日で!


最近は何か特別なことがない限り自分の限界を超すくらいまで飲むこともなくなったんだけど、やっぱさ!酒ってさ!そんときの感情の増幅剤だからさ!楽しいときとか幸せなときに飲んじゃうとまずいよな!止まんなくなっちゃうよな!楽しいが止まらなくなっちゃっうよな!

他の人を祝福してるときとか、面白い話をしてるときとか久しぶりでお互いの良い近況報告してるときの酒は格別なもんですな!うんうん!!


飲みすぎたーのはーそんな楽しいあなたのせーいーよー♪


とかそんな言い訳ばっかしちゃってますが、やっぱりお酒の飲み方やハメのはずしすぎは本当に意識をしっかりしながらしなきゃいけないと今自分に本当に反省しています。


家に帰って手首を見たら、Pちゃんにもらってから1度もはずしてないターコイズと山珊瑚の手作りブレスレッド

1回力が強いお客さんが間違えてひっぱっちゃって切れそうになって泣いてしまったほどの墓まで持っていきたいほど大切なブレスレッド





ない




そのひっぱられたときにゆるくなってしまったターコイズのブレスレッドがない


手を振り回してるうちに気付かないうちにどこかに飛んでいってしまったのかもしれない

着替えてるときに気付かずするりと抜けていってしまったのかもしれない



最低だ



本当に最低だ



きちんと物の管理ができないならお酒を飲む資格がないなと思いました




でもお酒は悪くないから

次からは今日はお酒を飲むと決めた日は、財布携帯鍵、大事な物をしまってから飲むことにします


すみとPちゃんごめんなさい



反省



追記:失くなったと思って青ざめた探しまくってたPchanからもらったブレスレッドは服を脱いだときに、自分の脇のところからクルクルっと出てきました☆





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Tuesday, November 23, 2010

日本の奥ゆかしい気配り

今あたしは浸ってます


日本のレジでの迅速な対応のクオリティの高さに



いつも遅刻がちで腹ペコなあたし


遅刻寸前なのにも関わらず、食べないと口数減るわ口を開けば腹減ったしか言わないわで、周りにとにかく迷惑がかかるのでちょっと遅刻で罰金とられようとも必ずお腹に何か入れてからバイトに向かいます


遅刻寸前な今日もあたしを助けてくれるのはみんなの救世主コンビニ


すいませんちょっと急いでるので…

なんて一言言わなくても

あたしが小銭を探しているうちにすでにおにぎりを温めファミチキを袋詰めし、なおかつジュースの袋を分けるか否か確認をとってしっかりあたしが持ちやすい角度まで袋を設置してくれているではありませんか!!!!

こっちもその流れを乱さないようにいつもよりテキパキお釣りとかしまっちゃったりしちゃったよ!!!!


思わず ありがとうございますって直角のお辞儀しそうになりながらその場を去る



方やニューヨークのデュアンリード(コンビニみたいなもん)

あたし Could you please hurry up?I'm in a rush.
すっごい悪いんすけどマジで急いでるんで、ちょっと急いでもらっていいですか?

店員 So why u didn't leave home earlier?
じゃ、あんた何でもっと早く家出なかったの?

って

ストレスのかたまりみたいなため息吐き出されながら言われます


全員が全員じゃないよ!!!!


中には良い人もいっぱいいるよ!!!!


でもけっこー大半は前者です

まぁ遅刻してる自分に責任があるから自分の責任でしょってown responsibility(自己責任)を重んじるアメリカ社会らしいからそのアメリカらしさを楽しんでるんだけど!!


にしてもちょっと手の動き早くしてくれりゃ救われんだから少しくらいスピードアップしてくれてもよくない!?


日本の言わなくても他人が気持ち良くなれることをしてくれる文化に感動したコンビニでの小さな出来事でした


ちゃんちゃん



Saturday, November 6, 2010

遭難


1日目!!



2日目!!




ついに来ました本日はこの旅の一大イベント、グランドキャニオンの桃源郷ハバス滝に向かうトレイル!!いぇいいぇーい

本によると、2時間のトレイルコースの先にあるアメリカ1不便な村スパイビレッジの先2kmにあるハバス滝はそれはそれは美しいそうな。

一枚の写真に魅せられてその滝を目指す旅人が絶えない

これハバス滝のキャッチコピーね!魅せられちゃったよまんまと!まんまんと!

朝早く出発して国道64から40の後にルート66を通って右手に現れる、やる気ないクマの看板がある細い道を右に曲がる。

そこからlittle indian streetって道を更に一時間くらい爆走。


そこに広がっていたのは人の手が一切加えられてないないそれはそれは広大な野生の大地。
地球の果てか違う惑星に来たかと思ったわ!

車を停めているあたしたちに声をかけてくるインディアンのおっちゃん

「馬いるかい?帰りは辛いよ」
の親切な一声にうちらは

ううん大丈夫!うちら歩きたいから!

爽やかにスカして馬の勧誘を断り、スタート地点にある掘建小屋で地図をもらう




道は舗装されてないけど、何となく分かるようになってるから

と説明する日焼けむけむけのおっちゃん





去年きた日本人観光客にもらったんだとキティちゃんの腕時計を見せてくれるおっちゃん




下から登ってくる息荒々しい白人のお兄ちゃんたち御一行が水1ガロン抱えながら

Good luck you guys..

って言うからさ!

大袈裟じゃね?とか言いながらへらへら出発する呑気なPとマン





スパイビレッジの生活物資はラバで運ぶんだ




こんな世界の終わりみたいな土地を






人間の生活のためにオケツ叩かれながら何往復もさせられるラバちゃんたち

生まれ変わったら風になってオケツ叩いてた人間の目に砂とか入れてやりな!!





写真じゃ絶対伝わらない壮大さ




カラフルPちゃん





まだまだ余裕でSMAPのSHAKEを口ずさみながらさくさく下ってく2人






たまに違う道とか歩いてみる




ブロッコリーだらけや






あー伝わらないなーこの凄さ




途中でアップルパイ休憩






ディズニーランドのアトラクションのような岩





絶対ここに誰か住んでた。間違いない。


ザクザク進んでるうちに雲行きが怪しくなってきて


気付いたら雷がドッカーンって
空に金色のジグザグが現れて空に格好良いアクセントがついたところで

急に不安感ドキドキ

でもすれ違ったカップルが
「これくらいの天気が丁度良い。日陰で良かった」
って言ってくれてまじ安心

休み休み進んで岩の上で寝転んだ瞬間
背中に層ができた



ガオー!これPちゃんのタンクトップなのに!!すまん!汗が自然に負けた!


風邪ひいてたPちゃんは大分きつそうで、途中休憩を挟みながら本当にあるのかどうかも不確かなゴールへと進む

歩き始めてから5時間程経過したところで、ぺんぎん村の看板みたいな本当にやる気のない[←Supai village]
の看板に辿り着く

どこの惑星かも分からないような周りの光景に合うはずもないその頼りない看板が、何故か何の違和感もなくうちらを安心させてくれる

もうそんな頼りない看板すらも信じるしかないからもうふらふら矢印が指すままに進み続けた先には

今までの道のりでは出会うことのなかった生き生きした緑たち




と水のせせらぎ


水って生命の象徴なんですね!!!ここにきて初めて生命の存在を感じたぜ





テンション急上昇!

ずーっと巨大な隕石みたいな岩に囲まれた乾いた土地を歩いてたから、水の色がすっごい新鮮で!限りなく透明に近いグレイと水色が完全に混ざった色光に反射してたまにピンク


そーんなカラフルな小川を見て思わず「宝箱みたーい」とかありがちなコメントをもらしながら
小川沿いを更にさくさく15分くらい歩き

目の前の視界が急に開けて

360℃巨大な岩壁に囲まれた小さな村にたどり着いた





あのときのあたしは完っっっ全にドラゴンクエストの主人公だった

村に入って1番最初にあるDELIにとりあえず入って




DELIって言っても
360℃見渡す限り岩壁で
だだっ広い芝生で漫画に出てきそうな顔のネイティブアメリカンの家族たちがボール蹴って遊んでる
その横に でーん って建ってる小屋だからね!

中には店番のメキシカンぽいお母さんとその娘

飲み物Trail系の食べ物アイスやお菓子コンパスやポンチョまで一通り揃ってるよー!道具屋さんだ!

CHINESEでよく出てくるエッグドロップスープの作り方を聞かれた

外に出ると、村の子供たちが わあぁーーーーって集まってきた!




みんなすんげー人懐っこくて





まじ野生児





こいつ
何か目きらきらさせて見てると思ったらいきなり全身使ってブワァッシーーーーーん!!!!!





ってこの牛くんの頭をまじで容赦なく叩いた!前触れもなくいきなり!
牛くん目んたま飛び出て頭から星出ちゃうかと思ったよあの絵は!!!漫画!





んで叩いたあとに へへへーって
目きらきら
鼻水もきらきら





おかげで髪型乱れたモー





こんな山奥で秘蔵ショット





とうもろこし畑はちょっと荒れ気味

うちらの先行きもかなり荒れ気味

そんなうちらの状況も知らずに村の子供たちはのんきにぶらぶら




実はうちら、本に2時間のハイキングコースって書いてあったのを信じて時間設定してここまで歩いてきたんだが

事実はかなり異なり、この世界の果てスパイ村に辿り着いたのは出発から7時間後
到着時刻は夕方5時
日はすでにちょっぴり沈みかけで帰り道はお先真っ暗心中確実

この村にはハイカー用のコテージがあって、その宿泊者たちが馬に乗って帰るところに遭遇
うちらも馬に乗せてくれないかと尋ねたところ
もう馬がいない と!!!

他に馬持ってる家に聞いてみなーって言われて




とぼとぼ馬を探し回るPとマン






お姉ちゃん写真撮ってーーーーー





写真撮ってーーーーーーーーーー!!!!!!!!





もはやそれどころではない

コテージ泊まろうにもうちら帰りのフライトが次の日の朝6時だからさ!今日ここで泊まった時点で完全にフライト逃すの確実なわけだよ!しかもこの村電波ないからフライトの再予約とかもできないわけだよアメリカ1不便な村だからさ!!

何軒かまわって馬貸してくれませんか?って聞いても反応は悪めでいっこうに見つからず…
悪めどころか1組のカップルなんて足元見てボろうとする始末!

見るからにアルコール浸りな体格のカップルに

んー$300

とか言われた瞬間に負けず嫌いな性格が出てしまい、懐中電灯片手に来た道を歩いて帰ることを決意

インディアンカップルにも 懐中電灯ありゃ大丈夫だ と言われ、その根拠のない「大丈夫だ」を何故か強く信じてしまった若き21歳の女2人!!純粋とは時に死を招く恐れあり!

もしかしたら雨が降るかもしれないって言われてさっきのDELIでポンチョ購入

浮かない顔で歩き出す


村の出口で最初にスタート地点で道の説明してくれた日焼けむけむけのおっちゃんに出くわして
事情説明したら、一回上まで上がって戻ってきてくれるって!

道は1本だからきっと途中で馬を引き連れて戻ってきたおっちゃんに出会えて道にも迷わず上まで帰れるはず!とさっき出会ったばっかりの腕にキティちゃんの腕時計を嬉しそうにつけてるむけむけおっちゃんをすでに信じまくる2人!この気持ちだけは裏切らないでほしかったよおやじ!!!

















この時点でかなりのんきなアホ2人

後々この写真がうちらがいかにアホかを証明する重要判断材料になるなんて知る由もない!




岩でけー

今思えばかなり険しめ

来たときに見た岩壁の間で頑張ってる一本木

あんまり光が届かない厳しい環境の中で強くたくましくそよそよと立ってる一本木が今はこの大地の中で唯一顔見知りな存在みたいで安心させてくれる!!

辺りがだんだん薄暗くなってきて、ただじゃ帰れない現実がいよいようちらの脳を突き抜ける(遅い)

さっきまでも行きよりは全然急いでた歩幅をさらに広げスピードも無意識に上がる

こんな切羽詰った真剣極まりない状況の中脳裏によぎったNYでの会話

いやー今回の旅の目的は、自然と一体化だからさ 大自然の中で全裸になって自然を100%感じようよ!はははは

こんな軽はずみな思いつきを現実にするように動いてしまうのがうちらの悲しい習性で

全裸はさすがに自然に失礼だろうと、何故か個々に用意した乳首シール

大事なポイントだけ隠せる乳首シール


何であんなに真剣に一刻も早くゴールを目指してるときにあんなものが頭をよぎったのか今でも分からないが

多分常に頭のどこかで全裸になれるチャンスを狙ってたんだと思う

んで1度言ったからには旅の中でしようって決めたことは絶対やらないと後悔するって、そんなくだらない旅の予定すら律儀に守ろうと決めてたうちらのたまに真面目な面がこんな形で表れてしまったんだと思う


3分後には、Pちゃんの乳首にアメリカの国旗カラーのネットの修正画像で使われるような星のシール
あたしの乳首には紫色の蝶々の中心に糸こんにゃくのようなひらひらがついた躍動感あるシール

さすがに下半身は不謹慎なので脱ぎませんでした

でもうちら生き抜くことにいたって真剣だったからさ いや本当に まったく説得力ないけど

2人で乳首に希望の星と華麗な蝶々を掲げて再び歩きだした

誰かに会うなんてことは絶対ないであろうこの地球の果ての大地で

もし、誰かがうちらを発見したらどう思っただろう

半裸でリュック背負って目が本気で物凄い速度で風をきって大地を踏みしめ歩く、乳首に星と蝶々を掲げた21歳の女2人

でもよく男性ハイカーも暑くて上半身裸で歩いてるし、うちらもものすごい速度で歩いて暑かったから脱いだんだけど一応世間体を考えて乳首は隠しました!って考えたら普通か!


何分か歩いたあとPちゃんがふとあたしを見たら左の蝶々さんはどこかへ旅立ってました
右乳首だけ蝶々で隠して左乳首出したまま真剣に歩き続けてました何分か



とかなんとかやってるうちにどんどん陽は落ち


夕陽が落ちるまでに絶対最後の道までつけるよ!もう大分進んだから!

とか自分たちを奮い立たせながら夕陽が見えることを少し期待してずんずん進む


来たときの2倍の速度で休むことなくずっと歩き続けてるのに

悲しくも夕陽は岩壁の向こうで落ち

気付けば辺りは真っ暗

ってか真っ黒

ってか闇

太陽も星も何もない真っ黒の世界

懐中電灯で照らしてるところ以外に見えるのは自分の手の先の距離

闇の中に手を伸ばせば指先まで見えるかどうかも確かじゃない

夜道のハイキングってさ、歩くのに夢中になってる間に気付いたらパートナーとはぐれてたとかいう事態がよく起こるらしいからさ

こんな闇の中でどっちかがはぐれようもんならwill be 狂乱確実

2人でしっっかり手つないで

絶対

絶対

離れないようにしようって

恐いくらい静かで辺りに響くのはうちらのザッザッって足音と息の音のみ


恐くて恐くてずっとお互いを励ましあってた

どっちかが、大丈夫かな?帰れるかな?って言うと
大丈夫だよ!もう半分以上進んだし道分かりやすいし!って励まして

でもしばらくすると励まされたほうが今度、てか道合ってるかな?動物とか出てこないかな?って言い出して
絶対合ってる!何回も確認してるから大丈夫だよ!ってまた励まして


ずーっとお互いが自分にも、相手にも言い聞かせてた。大丈夫絶対帰れるって


昼間歩いてたラバが闇の中で休んでるとこいきなり見つけてびっくりして一瞬固まって目んたま飛び出そうになったり
藪の中からがさがさっとか音してヒャァァァ!!!!とかびびったり

とかなんとかしてるうちにふと上見上げたら、ぽつぽつと星がでてきて


気付けば頭の上が億万個の星の豆電球で照らされてた


あのとき一瞬本当に安心した


ずーっと闇の中でこの世界に2人しかいないような不安感で歩いてたのに、星に照らされただけで本当にその星たちに見守られてる気がして

気のせいか辺りもさっきより明るくなった


歩き始めてから一回も休んでなくて、Pちゃん足の指の皮はがれたりしてて

それでも休まず歩いてたら、ようやく見覚えのあるその場を抜けたら最後の一本のトレイルに出られる場所に辿り着いた

何回も懐中電灯で周り照らして、来た道で撮った写真と風景照らし合わせながら慎重に道選んで

ここ抜けたらトレイルの道が見つかるはずなのに!って場所がどうしても似たような岩ばっかりで分かんない

ようやく見つけた道をずんずん進んでいくんだけど、気付けば辺りがだだっ広くて

周りを照らしても、来たときにブロッコリーだーってけらけらしてた植物しか見当たらない

やばい。道見失った

来た道を戻ろうにも、暗闇の中で方向感覚を失って戻れない

感覚だけで進もうにももう道が見つからなくて動けない

そんなときに思い出したリュックの中のコンパス

何故か旅の前にお母さんがくれたコンパス

トレイルの地図とコンパスで、とにかく東の方向に進んでみる

と!東の岩の上にライトが!

もーう安心して嬉しくて!!


うちら腹に入るだけの空気ためこんで一斉に2人で

Heeeeeeeeeeeeeeeeeeeeelp meeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

まさか自分の人生でこのセリフを、こんなに真剣にこんな状況で叫ぶ瞬間が来るなんてまったく想像すらもしてなかった


何回か叫んで光の方向に歩いてるうちに、ライトが点滅してうちらを誘導してくれて!こっちだよー合ってるよーってちかちかしてる!


本当に安心したのと、帰れる!!って喜びで興奮して光の方向に歩く2人!!!!

やった!!合ってた!!帰れる!!!

が、試練はまだ続き、東の崖の上でライトがちかちかしてうちらを待ってんのにどうしてもそこに行く道が見つからない


歩いても岩壁

また歩いても岩壁


回り道して道を探すには危険すぎるし暗すぎる

散々歩き続けたうちらは初めて歩くのをやめた


何か、もういいや

あたしも


ブロッコリーだらけの乾いた大地の上にどすんって腰下ろして


うつろに空を見上げたら

大中小さまざま、光の強さもさまざまな億千万の星たちが、すき間狭く夜空に散らばって

その星の数って言ったらもう半端なくて

星の光で夜空が黒色じゃなくなってた

星の光が強くなったり弱くなったりして動いてるようにすら見えた


その夜空の真ん中にぶっとくはっきりと斜めに伸びた靄みたいな濃いミルキーウェイ


シャツの中では陰ながら依然うちらの気持ちを照らしてくれるPchanの乳首の上に光る星乳首シール



そのときには既に服は着てたんだけどそれでも寒くなってきて、持ってるものとりあえず全部着込んで土の上にうずくまって寒さに耐えながら星を見てた


3秒に1回くらい大きい彗星みたいな流れ星ががんがん落ちてて


それ見ながら2人はぼんやりと、ただただ無事に帰れることをお願いしてた


そーゆーときって大切な人たちの顔しか思い浮かばなくて

今頃みんな何してるかなーって

絶対無事に帰らなくちゃなって


○遭難中○


誇張表現じゃなくて、本当に目を閉じるのが恐くてしばらくずっと起きてたんだけど

疲れ果てて気付いたら寝てた

でもしょっちゅう目が覚めてた



夢は見なかったんだけど、何回か目を覚ましてるうちに辺りが薄明るくなってきて

また道を探して歩きはじめた



○暗闇からの生還1ショット○

ただの変態に見えますが本人たち生きることにいたって真剣です。


とんでもない場所で寝てたんだと気付く


朝日がこんなに

こんなに暖かいなんて!!!!!!!


生きてた!!!

何分か歩き回ってすぐにトレイルを見つけた


人って誰もが常に死と隣り合わせの人生なのにほとんどの人が自分は大丈夫って思いながら生きてて
でも案外死って思いがけず誰にでも簡単におとずれるもので

自分が今生きてるのってすごいことなんだ


って身をもって知りました


てか普通みんなそんなこと知ってるんだろうけど、あたしは忘れやすいし色々回り道しなきゃ色んなことに気付けない人なので

みんなより回りくどい方法でやっと身にしみました


生きてるって本当にすごい






ずっとPちゃんの腹を温めてくれてたあんぱんまん


このときは疑問にすら思わなかったけど今見返せばかなりの変態な出で立ち


足に文字が書けるほど泥だらけ

この道をずっと探し求めてた

下から一頭のキレイなラバがゆっくりぽかぽか歩いてきて

朝日が昇ると今までの闇が嘘だったみたいに、何事もなくまた1日が始まる

Pとまん

無事生還

そこからまた歩いたよ

車に戻ってシートに座ったときの生きてることが夢みたいなあの実感のなさ

生きてるって最高!!!!!!!!!
ラブ マイ 人生!!!お母さん産んでくれてありがとう!!!!

そのあとに食べたウェンディーズの味は一生忘れません。僕たち野性動物のように物凄い勢いでがっついてました。


グランドキャニオンに帰ってきたときにはさ

何も変わらない朝が平和に始まってて

誰も豆みたいなうちら2人があの巨大な岩に囲まれてびくびくしてたことなんてまったく知るわけもなく、いつも通りの朝を過ごしてて



現実とあの夢みたいな体験のギャップが激しすぎてしばらくぼけぼけしてた



そして遭難中に飛んでいってしまった僕らのフライトの再予約

生還した喜びから予定外の出費の現実に再び気が落ちる


ま、1日グランドキャニオンを見る余裕ができたからまったく見てなかったノースリムをまわることに!

さっきまで死ぬかもしれないって恐怖にかりたてられてた2人とは思えないほど平和なショット

Pちゃん鉄道のおじさんとドラマな瞬間

ノースリムのほうが見渡し良くてお勧め!!ビューポイントまでは車で行けないから駐車してバスで行かなきゃいけないけど


そのあとうちらの最終任務、Pちゃんの母ちゃんから預かってきたグランドキャニオンの石を元あった場所に返すミッションを遂行すべく、ノースリムのトレイルを少し下ろうとしたんだけど

悪の大魔王がやってきそうな空模様

ゴロゴロドガーンとか雷が鳴る中Pちゃん必死に崖のそばに石置いてました!



昨日とはうってかわって平和な夜


グローサリーストアで買った薪木で2人キャンプファイヤー



無事帰りの飛行機に乗ってNYに帰りました!


飛行機から降りてバリバリの肌をパックしていると

あなたたちのお肌の秘密は何?と近寄ってくるスパニッシュのおばちゃん


売ってる場所を紙に書いてくれとグイグイせがむおばちゃん


こんなにプライベートな出で立ちでNYの日系スーパーマーケットの詳細を丁寧に書くPちゃん


Pとまんの旅の結末


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