Wednesday, May 16, 2012

人は自分が心の底から楽しいと思うことだけをやって生きていける。

少しだけ、急死してしまった友達のお話。


いつものごとく、傘をトイレに置き忘れた。

雨って別に嫌いじゃなくて、
仕事で展示会に行ったあとに2人の野性的な友達と会うために表参道をA4サイズのビニール袋を傘にしながら歩いてた。

そしたら、
「これ、使ってください。」
ってトトロの寒太ばりに傘を差し出してキザに去ってった20代の男の人。

やばい、そんなにボロボロだったかあたし。

ショーウィンドウに写った自分を見ると、足元5cm先を見つめて頭を垂れてる自分。

そんなとき、頭に響いた会話



あたし「Henryって元々何をすることが好きなの?絵を描くこと?」

Henry「美しいもの。」




その言葉が響いた瞬間巨人の星ばりに目に火が点いた。

下を向いて歩いてるなんて見せらんねー!チクショウべらぼうめいハックション!


上を向いてサックサックと歩いて着いた待ち合わせ場所に、モッコモコのゼブラ柄のパーカーを着て現れたWILDEST MY FRIEND Amy.

セクシーな服の上に羽織った、チャーミングだけど決してオシャレオシャレはしてないパーカー。

Amy「今まで散々苦労してきてるから、お洒落ごときで更に寒さの苦労を増やしたくない。」

うーん、気持ちが良い。




悲しい出来事もあれば、それを埋めてくれる出来事もあって、更にそれを乗り越える強さが生まれる。


まだ涙は止まらなくても、結果心は強くなる。


今思えば、この世を早すぎて去った彼らが教えてくれたことって、人生にシンプルに生きることがどれだけ大切か。ってことだったんだと思う。


「人生最大の目的とは、人生をエンジョイすることである。人は自分が心の底から楽しいと思うことだけをやって生きていける。」


これは彼が定説してた言葉。

彼はhttp://henrykawahara.com/
で少しだけ語ってる。


アリゾナの彼は、ひたすらひたすら、自然と人間の生き方を大切にしてるネイティブアメリカンだった。


まあ、人は本当にやりたいことだけをやって生きることが人間本来の生き方だ。
ってことを純粋に追求してた人たちなんだと思う。


Life should be simple.

シンプル一番これタイセツアル。


シンプルを追求したら、裸でジャングルの中でマンゴーとかむしゃぶりついてるところまでイッテしまいそうな気もするけど、そこはまあ理性との折り合いの幸福感で。



とりあえず、自分がこんな弱音の甘々なときに変わらず側にいてくれる人たちに感謝。




笑わせてくれてる友達に感謝!


Tuesday, May 15, 2012

命短し恋せよ少女

何か、このブログは何も気にせず書き綴るページにしたいよおっさんは。


完全に自分本位な日記なので見た人はこっぱずかしいかもしれないけどあしからず!

何かさ、一時期「悲しいことがあって日記を書いてなかった」とか言ってた時期があったんだけど

更に悲しいことがあった。悲しいって言葉じゃ足りないんだけど、それ以外の表現が今は見つからない。強く受け止めなきゃいけないんだけど。でもやっぱ悲しい。

なんつーか

あたしからしたら天使みたいだった人が立て続けに2人急死して


あたしの言う天使みたいな人ってのは、心の美しさを求めてる人たちでその美しさが現れてる人なんだけど


その2人はまぎれもなくヒーローと天使みたいな人で


何で世の中は、こんなに心の美しい人たちが早く死んで俗なあたしたちがはびこってるんだろう。

って思うと世知辛すぎてやるせなくて正直社長には申し訳ないけど今日一日仕事は最低限しかしなかった。


未熟な人はこの世で修業するとか聞いたことがあるようなないような。


え?じゃああの人たちは心が澄んでたが故に早く亡くなったの?そりゃちょっと偏りすぎでないかい神様よう。

頭がボーっとして体もふらふら

体がふらふらしたと思ったら気づいたら一瞬眠りに落ちてて彼らの夢を見た。


どないなってんねんこの世の中。


自分が思っていた以上に、彼らに支えられてたことに今更気づく。


カンボジアの友達だった彼は、「キャラじゃない」なんて言いながら起業したい若者を無償で応援するとっても懐が広いビジネスマンアーティストだった。

彼はあたしの人生相談のようなメールにいつもちゃんと真剣に返信してくれてた。

彼が難病を抱えてるとは知りつつも、あたしもすっかり甘えてかなり自己中な内容のメールを送り続けてた。


急死したって聞いて


彼のブログを見てみると


体温が32℃まで落ちてる期間もあたしのメールに返信してくれていた。









もう、こんなに心が美しい人たちがこれだけ早くこの世からいなくなってしまうってことは、残された人たちにそれだけのインパクトを与えてこの世を去ったって思うしかないよね。


この世からいなくなってもなお彼らが残したインパクトは生きてる人たちにずっと影響を与え続けるんだね。









てかそう思わないとやってけねーーーーーーーーーーーーーーーーー




やっぱり悲しすぎる。もっと聴きたかったし話したかったし知りたかったし仲良くなりたかったし会わせたかった人だって色んなことシェアしたかったことだって山ほどあった。



アリゾナの友達のときは、もっと話せたはずなのに話さなかったことをすっごく後悔した。

カンボジアの友達は、もっと聴けたはずなのに聴かなかったことをすっごく後悔してる。



でも残されたあたしが後悔してても彼らは面白くないだろうから、そのインパクトも含めて彼らから受けたことを大事に大事に大事にしながら生きていこうと思う。


彼からのメールと彼のブログを振り返っていると、今更ながら彼が伝えようとしてくれていたことが手にとるように分かる。
彼が辛いときにでも伝えようとしてくれてたことは、これからもあたしの人生のおーおーきーな一部になる。


人の意志はまた人の中で生きてくんだね。そうかそうか。


2人が残してくれた言葉とか思想を、何度も何度も噛みしめながら生きるぜ。生きるよ。





良い週末を!、
「命短し恋せよ乙女」(できれば額にでも彫り込んでおいてほしい言葉)
今、動けないオレの分まで、腰が抜けるまで遊び倒してくれ・笑


このときはこの言葉がこんなに強い意味を持つなんて気づきもしなかった。アホだなああたし。ほんとうに。



I miss you two a lot ア ロットー - -

Wednesday, May 2, 2012

カンボジアで旬の産業+日本が失ったモノ

いや、あたしが言うことじゃないんだけど!てか失う前とかも知らないんだけど!

カンボジアで最近旬な産業の1つがさ、農業と農業機械らしいんだよ。
ほら土地とか超余ってるし!人件費安いし!新商品を開発する力はまだなくても中古品を修理する技術はあるそうな。

マシンが農家にバカ売れしてて、日本とかの中古品をメンテナンスして農家に売ると。


一台売れたらけっこーな金額で、人件費は比率で言ったらかなり低め。


数字に弱いこと丸出しな説明ですが?(^-^)ニュアンスを頼りに生きてます。


街には修理工場がたくさんで、そのうちの一つを見学に行ったときに自然と引き寄せられてしまう、黙々と修理を続ける視線泥棒な男の子。


何でその子に引き寄せられるかも分からないままずーっとその子の写真をパシャパシャ撮ったり傍から見たら「あんたそりゃ失礼だよ」ってくらいその子の脳天に穴を開けてしまう勢いで見つめてて

その子は英語を話せないんだけど、真剣にネジを締めながら、時々あたしに向けて嫌味ゼロな真剣な顔でジェスチャーで「ここのネジがうまくハマらない。板ごと剥がさなきゃいけないかもしれない。」なんて伝えてくれる。

聞けば年はあたしと同い年。

トラクターを直してる彼の横にはまだぎこちない手つきで溶接してる男の子たち5人。


自分で機械を修理できるようになると、お給料が飛躍的アップするらしい。このネジを締めてる男の子は給料アップした熟練技術者。

って言っても日本円で言ったら正直本当にわずかなお給料。

カンボジアは大家族が多くて兄弟5人以上がざらだから、男の子たちは家族のためにもお給料を上げようと必死に頑張る。

ちなみにカンボジアはポルポトの大虐殺が原因で、人口に対して10代から20代中盤の若者の比率めっちゃ高い!(豆ちしき)

バン!って板に手を挟みそうになった「やっべー!」みたいな彼の油まみれのハニカミ笑顔はまるでジブリの主人公。

あー、なるほど。こうやって必死に汗水流して働いてる同年代の若者に出会ったことがないんだあたし。

手足の指も爪の間も油で真っ黒だけど美しい。こんな手見たことあったかな?って思い出そうと思ったけど見たことない。
 
 
いや、車修理の友達とかはいたけどこの子は何かが違うのよ!光ってるのよキラリと!
何かジャニーズびいきのおばちゃんみたいになってきたけどそんな色目とかじゃないんだよ!!


あたしがこの子を見つめる目に1ミリたりともやましさがないことを誓います!

ここまで泥臭い若者ってなっかなか日本で見れなくなってきたんだなーと思って!

「あっちー!」って顔を拭ったタオルの油でまた顔まで真っ黒になってました。
 
 
 
あたしの世代からするとその光景は映画ALWAYS三丁目の世界。
 
 
 
カンボジアにはこーゆーキラキラした若者エネルギーが溢れてて、東京に帰ってきたときにチャラチャラして電車に乗ってる自分を窓で見ると、何かこっぱずかしくなります。
 
 
 
まあでも時代は回るってゆーしね(^^)
ガラクタでもうつくしー!