Sunday, April 3, 2011

被災地に支援物資を届けに2日目

ここに載せる写真は、被災された方々の流されてしまった町や家や車の写真です。
決して見世物にするべきものではないので、掲載することを迷いました。
でも、今なお被害が続く東日本大震災の現状を1人でも多くの人が知ることが日本の未来のためになると思ったので掲載します。私の写真ではあの悲惨という言葉だけでは片付けられない現状を伝えられずに無念ですが、少しでも人の記憶に残ればと思います。
被災地の一刻も早い復興をお祈りいたします。





朝も早々に起きて、念のためにガソリンを満タンにしようとスタンドを探すけど

ガソリンスタンドが全部閉まってる。

東京のガソリン不足が大分緩和されてたから、もう大丈夫かと油断してた。
仙台に供給されるガソリンは、被災地の救助のために緊急車両にまわされてしまうらしい。

車の窓を開けて、隣の人にガソリンが入れられるところはありますか?って聞いたら、

ここから30分くらい離れたところで3日前に入れたけど、2時間待ちだったよ。

って言われた。仙台を過ぎるともう入れられないって聞いてたからかなり不安が走る。

ここまでは帰って来れるけどその先が心配だから向こうに着いてからはなるべく車を走らせないようにしようって話してた。

でも何でガソリン不足なはずだけど車は渋滞気味なんだろ?

ナンバーは宮城秋田岩手ばっかりだからうちらみたいに関東から車が集まってるわけでもないのに。

飲食店は閉まってるところが多くて、吉牛はお客さんがいっぱいいた。



吉牛を13時に出発!

ここから

ここまで行きます!


サービスエリアのスタンドで給油ができた!




高速を走ってる途中で地震あり。


車の窓に『物資搬送』の紙を貼るよ。



普通と何ら変わりないのどかな田舎風景をしばらく走ったあと、

突然カラスが空を巡回してるのが目に入る。


突然空気がどよーっと黒く重く変わって

さっきまでのこんな風景だったのが


一転


突然あたりが木のくずで散乱状態に


え?いきなり?とか話しながら前へ進むと



もはや何の屑なのか分からない瓦礫の山は、家の高さまでどんどん高くなって


陸地が高いところまで来ると、突然瓦礫がなくなる。

これが陸前高田市の入り口


避難所になってる給食センターへ向かう。


陸前高田市に入っていくと


家がゴミみたいになってる。


更に海の方向の内部へ進むと

そこには瓦礫の山すらなくて


キレイに何もなくなってた。


あれ?ここって、そんなに家がない人口が少ない村だったのかな?って思ってしまうほど、大きい建物の骨組みだけが残ってる広ーいグランドになってた。

きょろきょろ見渡しても「うわっすごい..」とか状況をつかみきれないまま車の流れに沿って進み、被害が大きい大船渡市へ向かう。

途中、目の前に『遺体搬送車』の張り紙を貼った車両の後ろに並ぶ。

救急車でも緊急車両でも何でもない、普通のバンなのに。

大船渡市に着くと、陸前高田市よりも町が残ってて、思ったよりも被害が小さかったんだ

って安心したのもつかの間、津波が届いた範囲は陸前高田より狭かったかもしれないけど、町に瓦礫がしっかり残ってる分陸前高田よりも被害が大きいかも

ガァガァ鳴きながら空を旋回し続けるカモメたち

思わずウッってなっちゃうような生臭い臭いがした。
魚たちの死骸がたくさん打ち上げられてたから、魚の臭いなのか遺体の臭いなのかは分からないけど..

水が届いた2階まで、窓も割れて木が突き刺さってるけど3階は無事。




陸前高田もそうだけど、本当に町と海が同じ位置にあった。





































地割れ


船が流されて町中に











丘の上にあって無事だった保育園









海の位置より少しだけ高い位置にいて助かった家















































































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