でも、あたしに何ができるんだろうって思ったときに
気付いたら忘れていってしまうような日々流れてるニュースの映像や人伝いで聞いた情報じゃなくて
自分の目で見て自分で認識したこの東日本大地震を
忘れないで
想うだけじゃなくて、明日死ぬかもしれない覚悟で未来を考えて日々生きることが
地震を受けないで生き残った人間にできることなんじゃないかなって思って
見てきました。
陸前高田市大船渡市気仙沼市山田村南三陸町
どこに行っても町は違う惑星の世界の果てみたいな状況。
目にした光景があまりにも前代未聞すぎて、しばらく状況理解できなくて
海草がからまって骨組みだけになったショッピングモールを見ても
パカッてはずれて流されてしまった家の屋根を見ても
グチャグチャになっておにぎりみたいに丸まってる車を見ても
泥だらけになった子供のおもちゃを見ても
確かに、この場所に町があって人の生活があったはずなのに、そこには瓦礫の山しかなくて
「やっばいなこれ」
っていう、津波の威力への恐怖しか出てこなくて。
でも、たけぞうさんが買ったチョコレートを届けに避難所に行くと
被災者の人たちは
「えっわざわざ関東から..」って言って
チョコレートを届けることくらいしかできない私たちに何度も
「ありがとうございます！！」
って深いお辞儀をした。
そこにいた人たちはみんな奥の芯まで透き通った強い目をして、前を向いて頑張ってるのに
「ありがとうございます」の言葉で
あぁ本当にここにはたくさんの命が存在してて、１人１人の生活があったんだな
って思った瞬間
何故かあたしがボロボロ泣いてしまった。
情けねー
明日は来るか分からない。
明日死ぬかもしれない。
明日死んだら、あたしは何に後悔するかな
お母さんとお父さんとおばあちゃんに会えなかったこと
お兄ちゃんと話せなかったこと
大切な人への感謝を忘れてたこと
友達との約束を守れなかったこと
自分の「やりたい」をやらないまま終わってしまったこと
人生はまだまだあると思って普通に過ごしてたら忘れてしまうことばかりで
「ごめんなさいもう１度」のお願いが効かなくなるその前に
明日死んでも後悔しない生き方をしよう。
同情してるだけじゃ始まらない。日本のためにあたしができることをしよう。
と思った。
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